ホテルの宿泊ではなく、日中に滞在するだけのプラン「デイユース」をご存知でしょうか？
以前私がシンガポールに滞在したときにもヒルトンで利用したプランです。
ヒルトンはデイユース（日帰り）滞在が可能!!実際にシンガポールでしてみた
比較的ビジネスホテルで提供されていることが多く、日中の数時間だけホテルの部屋で滞在できるというプランです。
なぜこんなプランがあるのか、どんなニーズがあるのか、そして実際滞在してみた感想をお伝えしたいと思います。
上記のじゃらんら楽天トラベルなどで予約することができます。
目次
ビジネスホテルに多数デイユースプランが存在する理由をホテルに勤める友人に聞いてみた
そもそも、宿泊をメインとするホテルでなぜこのようなプランが存在するのかご紹介します。デイユースのプランにもホテルによって様々な時間設定があるようです。
昼の12時から午後9時頃までの比較的長い時間滞在できるプランもあれば、午前10時から午後2時頃までのショートステイのプランもあります。
清掃スタッフの暇な時間の有効活用
ホテルの清掃スタッフが一番忙しい時間は、皆さんご存知のとおりチェックアウトからチェックインまでの日中です。逆にいうとそれ以外の時間はほとんど仕事がありません。そのため、ホテルによっては日中の一斉清掃というところもあります。
デイユース利用をしてもらうと忙しい時間の清掃は減り、暇な時間に清掃が回ることになりますので効率的です。
特に閑散期など満室になることがないような時にはロングステイができるプランでデイユースをやっていることが多いようです。
ホテル業界でいう2度売りが可能
ちょっと複雑な話ですが、ホテル側はデイユースをうまく活用すると1日に1つの客室を2回販売することが可能です。
たとえばお客さんの出発が早く前の日から宿泊していた人が朝7時にチェックアウトするとします。
3時間で清掃を終わらせ、午前10時から午後2時まで別の方がデイユースのショートステイで利用します。午後2時から再び3時間清掃を行い午後5時以降にチェックインに来る人にその部屋に案内をすれば、通常2泊しか回せないところを3人のお客さんから代金をもらうことができます。
これを業界用語で2度売りというようです。
デイユースプランで滞在する人なんて本当にいるの？
2日で3名が部屋を回してくれたら確かにホテル側は儲かるし良さそう！…とはいっても、ホテルは寝るための場所という認知が普通でそもそもデイユースなんて知らなかったし、利用する人って本当にいるの？と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
実際、デイユースプランを利用する人はそれほど多くはないと予想しています。日本のビジネスホテルに勤めている友人にもきいてみたところ、やはりそのようでビジネスマンあとはカップルも利用していることも多いようですが、宿泊に比べるとレアケースのようです。
実際にホテルのデイユースを利用してみた！
実際にビジネスホテルのデイユースを利用してみることにします。私は羽田空港に朝に到着して夜にまた別の移動がある予定で、カフェで仕事をしてもよかったのですが、東京のカフェで長く滞在するのは体力勝負と考えたのでデイユースを選びました。
今回選んだホテルは東京・浜松町にあるマイステイズホテルです。ここのホテルのデイユースの時間は昼12時〜午後9時まで9時間滞在することができます。料金は平日だったこともあり6,000円程度でした。
楽天スーパーポイントもあったので楽天トラベルで利用しました。
チェックイン開始の12時ちょうどにチェックインしました。この時間にお客さんは基本的にいないので手続きもスムーズです。
客室の設備は宿泊時と一緒です。ベッドもあるので気持ちよく昼寝をすることもできます。
しかし、私には仕事がたくさんあるのでデスクワークをすることにします。しかし誘惑に負けて途中、昼寝もしてしまいました（笑）
ユニットバスの設備・アメニティももちろん変わりません。出張などで東京に来ると汗をかいてしまいますが、ネットカフェじゃさすがにシャワーを浴びることはできないので、ここはホテルに滞在してよかったなと思います。
デイユースは客室の提供だけ！
デイユースプランについては基本的に食事はつかないので、食事はどこかでするかコンビニなどに買い出しに行くことになります。とはいっても、ビジネスホテルだと夕食がないホテルもあたりまえにありますので、ここはなんともありません。
もちろん外出は問題なくできます。私は、夕食に近くの長崎ちゃんぽんへ行きました。
この後再びホテルに戻り、今回のデイユース利用は終わりました。
まとめ：ホテルのデイユースをうまく活用しよう
この時私は前夜と滞在後の夜に用事があったので、日中にホテルで仕事をしながらゆっくりできたのは最高でした。
今回紹介した使い方の他にも、飛行機の乗り継ぎの合間の時間に滞在したりと様々な活用方法があります。
また、他の人が気づかなかった「こんな使い方があるのか」というデイユースの使い道があるかもしれない、可能性を秘めているプランだと思います。ぜひ出張や観光の際に、時間が余ったりしたらホテルのデイユースを思い出してみてください。
おのだ/kankeri02（ブロガー＆YouTuber）
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