マケドニアに滞在していた私たちですが、隣国のコソボまで足を運んでみました。
1991年に独立をした国でヨーロッパでは最も新しい国です。歴史的には様々な出来事があったコソボですが、観光地としてはかなり見るところがない国でもあります。
目次
この国の一番の観光地はNEW BORNのモニュメント
首都のプリシュティナも非常にコンパクトな街で、「NEW BORN」のモニュメントが一番の観光地です。
イギリスで活動している歌手のリタ・オラは、このプリシュティナ出身で「Shine Ya Light」という曲のPVは、プリシュティナで撮影されておりNEW BORNのモニュメントも登場します。
またメインストリートには多くのオシャレなカフェがあり、ユーゴスラビアの国の中でも個人的には一番レベルが高いと感じました。ヨーロッパの人々は冬や夏、季節に関係なくコーヒーはホットコーヒーがメインでアイスコーヒーが置いていない店も多いため、私はコーラとアイスクリームを食べました。
またオシャレなカフェがいっぱいある一方でマクドナルド風のハンバーガー屋もありました。コソボにはマクドナルドはなく、アメリカ基地にバーガーキングはあるようです。
コソボのマクドナルド・・・。 | コソボ在住の日本人が、コソボ情報(観光・ビジネス)を追求する
コソボの物価は意外と高い
通貨はユーロを採用しており、コソボの平均月収は260ユーロ(32,000円)程度のようです。
そんなコソボですが、マケドニアやセルビアに比べると若干、物価は高いです。その背景にコソボは自国で生産をせずに輸入品に頼っているからだと思われます。
上記のような綺麗なレストランだと2人で25ユーロ(3,100円)程度になりました。西ヨーロッパよりに比べると安いですが、ユーゴスラビアからすると、かなり高い料金です。
ホテル・ゲストハウスはAirbnbのほうがお得
Booking.com ブッキングドットコム: コソボのホテル。 今すぐ予約!
コソボは観光地ではないことからか、ホテルやゲストハウスは隣国に比べるとそこまで多くありません。booking.comでチェックしてドミトリーでも10ユーロ(1,400円)、ダブルルームだと20ユーロ(2,800円)が最安値です。
そのため私たちはAirbnbで宿泊場所を確保しました。上記の部屋にベットルーム、キッチンも付いて1泊2,500円程度です。まだまたコソボにはAirbnbの数は多くないですが、2人以上で旅行している場合はAirbnbのほうが割安感があります。
Lovely apartment in Fushë Kosovë
中心地までバスで20分程度のところにありますが、バスターミナルまで送り迎えをしてくれましたし、中心地までは0.5ユーロで車をヒッチハイクすることができます。オススメです。
このプリシュティナは、まだ公共機関が整っておらずタクシーも割高です。そこで現地の人は、0.5ユーロを支払って車のシェアをしています。
コソボのネット事情
コソボのレストランやカフェには大抵フリーWiFiがあり、安定しています。
需要ないと思うけどコソボでSIMカード買ってみたのでレポート
SIMカードもパスポートだけで購入することができます。
但し停電がたまに起きるため、その間はインターネットが使えないこともあります。
コソボからセルビアの移動は基本的にできない
またコソボに行くときに知っておくべきことは、コソボからセルビアには、かなりの確率で入国ができないということです。その理由として、セルビアはコソボを国として認めていない背景があるからです。セルビアはコソボをセルビアの一部と考えており、コソボ-セルビア間では入国審査をしておりません。このままセルビアを入国してセルビアを出国すると、「セルビアの入国審査をしていないのに、どうしてセルビアにいるんだ?不法滞在だ!」となるため、セルビアのスタンプのない人は、この国境で入国拒否されます。
コソボ在住のコソボ人も同様の対応をされるようですが、多くの人はセルビアのパスポートを持っているため、そのパスポートでセルビアに入国するようです。
そういった背景から、コソボからセルビアへ行く場合、マケドニアやモンテネグロの第三国を経由する必要があります。過去に何人かのコソボからセルビアへ入国しようとした日本人がいるようですが、ブログを確認する限り成功確率は30%程度です。
- 問題なくセルビアに入国できた
- コソボの入国スタンプに無効のスタンプを押され、セルビアに入国できた
- セルビア入国拒否となり、国境に取り残された
- そもそもバス会社に行けないと言われ、バスチケットが買えなかった
パターンとしては上記の4つになります。私もブロガーとして挑戦したいという気持ちは、少しありましたが、海外ででしゃばることはしたくないので、素直にコソボからセルビアに行くことは諦めました。
国境で降ろされると帰るのも大変なので、本当にオススメできません。素直に第三国を経由するから、セルビアからコソボに行くようにしましょう。
コソボの治安
私がコソボに滞在している間は特に危ないことはありませんでした。治安については隣国のアルバニアやマケドニア並です。コソボというと紛争のイメージが強いですが、コソボだけが治安が悪いということはありません。
コソボ在住の日本人は2人?
今回、コソボに私たちが行った目的ですが、コソボに在住する日本人にお会いするためでした。本人の希望により詳しい情報は掲載できないのですが、現在コソボに定住する日本人は僅か2人のようです。
お会いした方は政府関係者ではなく、コソボでビジネスをされている方です。
私はエストニアを撤退して、更なる移住先として物価の安いユーゴスラビアの国を考えておりました。コソボは物価はヨーロッパの中でも安価なほうですが、在住日本人の方にお話を聞く限り、外国人が在住することは常に情勢に影響され、常に振り回され、法人維持費も決して安くないとのことです
このお話を聞いて、私のコソボ移住の選択はなくなりましたが、それでもユーゴスラビアは物価もまだまだ安いことから、日本人の移住先やノマドの拠点して注目されてもおかしくない地域です。ユーゴスラビアはEUやシェンゲン協定領域国でもないため、ビザランも可能です。
直近に移住ということは検討できないユーゴスラビアですが、それでも今後も注目していきたいエリアです。
おのだ/kankeri02(ブロガー&YouTuber)
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